おりがみで遊んだことがない人って、なかなかいないかもしれません。
だれだってツルやフウセンなど、カンタンなものならすぐに折れるでしょ?
もの研の子どもたちに
「今日は折り紙をするよ~」
と先生がいうと、
「え~!そんなのもうできるよ、おりがみなんて簡単すぎじゃん!!」
とブーイング。
いやいや。
ちょっとまって。
もの研ってさ、何を研究するんだっけ???
「ものつくりを通していろいろなことを考える」じゃなかったっけ??
先生はみんなの前にたくさん本を並べました。
「今日の研究課題は、
本に書いてあるとおりにオリガミを折る
ですよ!」
本の中から折りたいものを決めて、それぞれおり始めます。
折っていくうちに、わからない言葉がでてきた!
➡ やまおり・たにおり
➡ 中割りおり
➡ 段おり
「せんせい、これどうやるの?」
質問にきた子に、ほかのメンバーのひとりが
「つぎのえとおなじになるようにすればいいんだよ」
といいました。
そうだね!なるほど。
そして何度も挑戦しながら、次の絵と同じに折ることができました。
ことばのほかにも、絵にかいてある折り方の記号についてもわからなかったので、本のはじめのページにかいてある「本のみかた」の説明を読みました。
はじめに「これを折りたい!」って選んだものが、やってみたらとっても細かくてむずかしかった!これに気が付いて、本の前のほうに載っている「かんたん」な作品に再チャレンジしたり。
どうしてもわからなくて、先生が折るのをみてから、もう一度最初から自分でやってみたり。
何度も何度もやってみて、紙がシワシワになりすぎて、どこが折り目かわからなくなっちゃったり。
それでもみんな真剣です。
四角い紙を折るだけで、いろんなものができちゃうオリガミってすごいね!
最初は「そんなのカンタン!」って言ってた子たちも、
「やってみたらむずかしかった~」
「でも全部ひとりで折れた!」
「ちょ~疲れた!!!」
といいながら、折った作品をおうちの人に見せていました。
たかがオリガミ、されどオリガミ。
材料(紙)と説明書(本)があっても、書いてある内容を理解し、そのとおりに作る技術が必要です。
今日のものつくり研究所では、おりがみをとおして、つくることの基本を学びました。
日常生活において、説明書を読みながら自分でつくらなければならないものはたくさんあります。
お料理もそう。
電化製品の配線もそう。
『自分の思ったことを自由に表現する』ということの対極になりますが、こうした『指示に忠実に再現する力を育てる』というのも、子どもたちの成長には必要なことだと思っています。
「ものつくり研究所」は、身近なもの作りをとおして生活に必要な知恵と技術を遊びながら学べるプログラムです。
子どもたちが自分と仲間とのかかわり合いの中から自ら学ぶスタイルで進めています。
活動は土曜日の午前中、山辺公民館です。
「ウチの子にも、いろんな体験をさせてみたい!!」
というお母さん、一度お子さんを連れて遊びに来ませんか?
いつでも見学できます。
ご連絡をいただけると、お子さんの教材を準備しておきます。
先生と放課後キッズたちが、あなたのお子さんを待ってますよ!!
●体験は随時受付中です●
ご希望のプログラムをおしらせください。
開催会場と時間をご案内いたします。
<参加費> 体験レッスンは無料です!
<申込み> NPO教育支援協会北関東までお電話ください
027-226-6731 (平日9:00~17:00)