ものつくり研究所が今年も始まっています。
毎年4月・5月は理科実験の進め方をみんなで研究します。
今年は何をしているかというと・・・。
『じしゃくの実験』です。
第1回目の活動では、じしゃくの力について調べました。
①公民館の建物の中をじしゃくを持って探検 どんなものにじしゃくがくっつくのか調べる
②クリップがいくつくっついたか数えたり、長くつなげてみたり、並べたクリップにじしゃくを近づけてみたり、じしゃくの力を調べる
③2つ以上のじしゃくを組み合わせて、力の変化を調べる
第2回目の活動では、さらに広いところまで調べに行きました。
校庭にあるもののなかからじしゃくがくっつくものを調べる
朝礼台→くっつく
遊具→くっつく
アコーディオン式の門扉→くっつかない レール→くっつく
南京錠→くっつかない
水道の蛇口→くっつかない
じょうろの口→くっつく
マンホール→くっつく
ブランコのくさり→くっつく すわるところ→くっつかない
すべり台の階段と手すり→くっつく すべるところ→くっつかない
もっといろいろ、細かいところまでじしゃくをくっつけて調べました。
「じしゃくは鉄にくっつく」ということを学校の理科の授業で教わっているので、調べたものが何でできているのかがよくわかりました。
砂鉄をあつめて磁力線を観察する
みんなで砂場を掘っています。あそんでいるのではありませんよ!砂鉄をあつめてるのです。
初めはうまく集められなかったけど、だんだんじょうずに要領よくあつめられるようになりました。
持ち帰ってじしゃくの実験です。
砂鉄を広げた上にじしゃくをのせてみると、砂鉄が模様をつくります。どんな模様になるかを予想し、実際にやってみて観察しました。
U字型じしゃく・棒じしゃくでは、できる模様がぜんぜんちがいます。どこにたくさん砂鉄が集まるのか、まわりの砂鉄はどちらのほうに動いているか、とてもおもしろい結果が出ました。
また、じしゃくを組み合わせると、ひとつだけの時とはちがう模様ができます。さて、どこにたくさん砂鉄が集まったでしょうか?
「ものつくりなのに、理科実験?」と驚くかもしれません。
ものつくり研究所は、ただの工作教室ではないのです。ものをつくるためにはいろんな知識を使います。理科も算数も社会も国語も、家庭科も体育も、全部必要なのです。
じしゃくの実験もそのひとつ。3回目の活動ではじしゃくの性質をまとめておもしろいところを見つけます。4回目の活動では実験の成果をいかしたおもちゃ作りをします。
ものつくり研究所では、随時体験レッスンを募集しています。
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