2011年、3月11日 この日が私達にとって生涯忘れることのない
つらくて、悲しい日になろうとは、誰も思っておりませんでした。
実際には、私達も放課後イングリッシュの活動の最中で
安全に子供たちを避難させ、保護者の元にお返しするとだけがやっとの1日でした。
それからの1週間、日々のニュースを見ながらの事務局運営でしたが、
余震の続く状態、物資の不足、ガソリンの不足などの状況、
計画停電による不便で、送迎に危険が伴う交通状況、、、
中には、公民館の壁に亀裂が入ったところもあったり、
また公共施設の運営自粛などにより、当面の間、使用禁止などが通達もあり、
何よりも、通ってくる子供たちの安全確保を第一に
やむなく、3月いっぱい、放課後の活動を休止する結論に至りました。
携帯電話・メール登録をしてらっしゃる方々には、既に一斉メール配信をしております。
また、突然の措置により、電話でご連絡をさせていただいている会場や、
全参加者へ向けての、3月度活動休止のお手紙を発送させていただきました。
こういう時だからこそ、私達がつくる居場所づくり、放課後活動によって
子供たちが少しでも互いを思いやり、集いながら互いに学びあえる環境を
持ち続けたいと願うものでありますが、お借りしている会場自体が
運営自粛となった今、私達もその結論に納得し、協力をすることとしました。
皆さまには、大変申し訳ありませんが、関わる事情をどうぞご理解いただき、
また、復興を願いつつ活動が1日も早く再開できるようご協力を頂ければ幸いです。
そのような環境ゆえ、予定されていた「春のアートキャンプ」3月26日~28日についても
やむなく、開催中止の結論とさせていただきました。
準備を進めていた指導者、スタッフ、そして何より楽しみにしていた子供たちの気持ちを
考えると、胸の痛む思いではありますが、
移動のための交通事情や、少なくとも山間の中でのキャンプを行うにあたり安全を確保する
100%の保障がないなか、強行に進めることはできません。
キャンプを楽しみにしていたお友達、本当にごめんなさい。 
楽しみに、行っておいで!と言ってくださった保護者の皆さま、申し訳ございません。
4月度以降の、放課後活動を含めた行事について、
予定は既に組んでありますが、3月30日の時点で、状況がどのように好転しているか
により予定通りの開催となるかどうかを判断したいと思います。
万一、現状が続くようであれば、4月度開催も見合わせる結論がでるかもしれません。
その場合には、皆さまに直ちにご連絡をさせていただきます。
今回の震災で、不幸な目にあった子供たちのことを思うと、胸がつまります。
その子供たちを必死で守ろうとなさっている保護者の皆さまにも、心からお気持ちを
お察しいたします。
支援協会では、私達のできうる限りの協力を惜しまず、活動を続けて参りたいと思います。
子供たちが笑顔で集まれる、地域子ども教室や、キャンプを今後も企画運営して参ります。
必ず、その日が来ると信じています。
そのために、私達は懸命に努力をお約束いたします。
子供たちの未来のために、いっぱいの笑顔のために、
今、私達大人ができることを、日々探して努力をしてまいります。
このようなお知らせを、活動ブログでお伝えするに、心苦しいことではありますが
何とぞ、ご理解をいただけますようお願い申しあげます。
2011年3月20日
NPO教育支援協会 北関東支部
支部長 井熊ひとみ