キャンプ3日目。 いよいよ最後の活動日になりました。
実は、前日2日目はこの赤城に寒波がやってきました。
「赤城おろし」とはよく言われる強風が、キャンプ場全体を吹き荒れました。
キャンプスタッフは、毎晩子ども達が風邪をひかないようにと
寝たあとも部屋をまわり、布団をはいでいないか、おなかをだしていないか、
みまわります。
深夜にいたるまで、学生スタッフは、自分のチームメンバーのひとりひとりの
健康状態、精神状態、からはじまり、検温、食事量、顔色、会話の様子、行動、
友達との関わりや、ネイティブの先生達とのコミュニケーション、細かな部分まで
情報を交換し、互いにケアをします。
特に、冬についてはインフルエンザや風邪などの症状には敏感に反応します。
できるものであれば、最後まで参加をしてもらいたいと、もし微熱があったり
体調不良があった場合には、つきっきりで様子をみます。
今回のキャンプにも、17名の現地スタッフのチームと、
裏方の事務局スタッフが2名、毎日携帯やパソコンを通じて、子ども達の様子を
把握しています。
残念ながら、どうしても継続が難しいという発熱の子どもが2名でました。
医務室で休ませている時、傍にずっと付き添っているスタッフは
目が離せません。現場のスタッフは、キャンプの進行が滞りなく進むようにと
元気にリードします。
3日間、このキャンプチームは、しっかりとした「絆」をつくります。
この濃い、3日間は、事前のチームビルディングからリハーサル、
準備と続き、気が抜けません。
そして、今日、キャンプが終了しました。
子ども達から、たくさんの、 Thank you! をもらいました。
2日目に、寒いなか、一生懸命に自分達でつくったうどんを食べて、
自分達でおこした火を囲んで、、 どんなごちそうよりも、
「おいしい!!」といっておかわりに並びました。
互いに知恵を働かせ、互いに力をよせあってできたチームワークは
たくさんの Thank you のメッセージで、強く強く結ばれます。
3日目、初日にはじめて顔をあわせた時とはうってかわって
みんなの力がひとつ形をつくりました。
英語劇。
恥ずかしい子もいたでしょう。
人の前で声を発するのが、苦手な子もいたと思います。
外国で暮らした経験のある子は、友達にも手を貸していました。
絵を描くのが好きな子は、一生懸命に小道具をつくりました。
どうやったら、英語だけで、
どうやったら、人に伝えることができるのか
この3日間の中の限られた時間で、
いっぱい相談して、いっぱい練習して、
同じご飯を食べて、同じお風呂にはいって、同じ部屋で自分でふとんを
敷いて寝ます。
自分のシーツも、自分の身体がすっぽりとつつまれてしまう大きさなのに
一生懸命にたたんでいます。
身体が隠れてしまうくらいに大きな荷物を、自分で詰めて
誰にも助けてもらわずに、自分で運びます。
みんな立派です。
みんな素晴らしいです。
この姿、お家で心配しながら待っている家族の皆さんに、
お父さんやお母さんに、みせてあげたい。
ホントにそう思います。
3日目の様子、ちょっと写真でお伝えしましょう。
チームワークの結果をそれぞれ発表します。最後の練習です。
とてもここでは紹介しきれないくらいの、みんなのがんばりと、笑顔です。
やり終えた後の子ども達のすがすがしさと、スポットライトをあびた満足は
誰のものでもなく、子ども達自身の努力が実った結果です。
BRAVO!!!
素晴らしい子ども達に拍手を!!!