朝、スタッフは5時に起きます。
朝から太陽の日差しはすごい! 今日も晴天!
いよいよ今日はキャンプの最終日。 3日目です。
1日目、前日からの緊張と、移動の緊張もあって少々不安そうな表情もありました。
でも、子ども達ってほんとにすごい!
ほんの1時間もすれば、もうお友達になっています。
もう元気に走りまわっていました。
スタッフの心配はどこへやら、これからはじまる3日間にわくわくします。
赤城山にあるこの施設は、山の途中にできています。
その高低差は、スタッフを悩ませます。
そう、ビルにすると6階建てくらいの高低差。 こたえます・・苦笑
そして、国立の施設ですから、「きまりごと」があります。 みんなで守る約束です。
宿泊している団体は、私たちだけではありません。
廊下で会ったときに、声をかけあったり、あいさつしたり。
そんなやくそくごとが、みんなで守れるようになります。 

みんなで約束を守り、お互いに手を貸しながら過ごす3日間がはじまりました。
そして、チームワーク。
これも、3日間で経験します。 困っていたら助けます。
“Buddy!” チームリーダーの外国人の先生と、大学生のリーダーが
一斉にみんなを集めます。
buddy とは、自分とパートナーが、どんな時も一緒にいることを確認し
一緒に行動をすることです。
山の中でハイキングをしたり、移動をしたり、キャンプサイトに行ったり、
どんな時もbuddyがいっしょです。 助け合いながら過ごします。
1日目の buddyとの行動は、夜寝るまで続きます。
お風呂に入ったり、食事をしたり、 荷物を持つ時に手伝ったり。
自然の中の生物を見つけにいったり、
地球上でだんだん減っている動物の生態系を学んだり
森を増やしていくことを学んだり
毎日、ここで得る学びは子ども達にとって新しい気づきをうむ事ができます。
カレーも美味しくできました。
キャンプファイアも真っ暗な中で、ろうそくの灯りだけを頼りに
歌いました。 みんなでお話しました。
その夜、スタッフミーティングで、外国人の先生達が教えてくれました。
「子ども達が、鼻歌まじりに、キャンプで覚えた歌をもう歌っていたよ。」
「男の子たちも恥ずかしがらずに、ジェスチャーをつけて歌ってた。」
嬉しいニュースでした。
2日目の夜は、スタッフ会議・・終了は,夜中の1時30分でした。
大学生のお兄さんやお姉さん達から、
どんどん子ども達ひとりひとりの様子が報告されます。
「困った時に、やさしい言葉をかけていた」
「ルールを守れず、叱った時、ちゃんとごめんなさいが言えてた」
「わがままを言って、スタッフが困った時、よく話し合えた」
「ごはんを食べる時、ゆっくりだけど、しっかり食べられた」
3日目は、あっという間に来てしまいました。
今日はお昼を食べたらお別れです。
実はね・・2日目の夜のスタッフ会議で、、、大学生のリーダー達は
ちょっと涙がでちゃいました。
子ども達のことを面倒みるのに、一生懸命で、
でも、どうしていいかわからないことも、子供たちといっしょに解決ができたり
子ども達から「先生! 先生!」って何度も声をかけられた時、
とてもうれしかったって。
「ふりかえり」
そう、毎晩、今日1日をふりかえって、できたこと、気づいたこと、発見したこと
お互いに意見を交換して、手帳ノートにそれぞれ書いていくんです。
絵で描いたり、文章で書いたり
ほら、こんな風に、顔をよせあって、いっしょに。



そして、最後にみんなで歌ったり、team cheeringをしたり、
どんどん大きな声になっていきます。
山の向こうまで聞こえそうです。
ユニフォームのブルーのTシャツに、サインをします。
世界に1つしかない思い出のTシャツです。
リピーターの子ども達は、もう何枚Tシャツが集まったかな。
そのサインをみるたびに、思いだす友達がいます。

お家へ帰ったら、驚いちゃうかな。
日焼けして、元気いっぱいに、サインだらけのTシャツ着て、
もしかしたら、 ”Hello! I’m back!! “なんて英語であいさつしちゃうかな。
暑い、暑い、熱い 3日間は今年も終わりました。
先生の足は、今シップだらけです。
お別れの時に、ひとりひとりと手をつないだり、
写真を撮ったり、あせびっしょりのTシャツだけど、抱きしめたり
いつまでもバスに乗らないで、って思いながら
見えなくなるまで手をふって。 名残惜しい気持ちは
汗と涙で、びしょびしょです。
また必ず会おう!
またおいで。 待ってるから!!
See you again !!!