ものつくり研究所の1・2月のテーマは
「伝統芸能の技法をまなぶ」
みなさんは「はりこ」って、しってますか?
型に紙を張り付けて成形する技法のことです。
中が空洞になっていて、
「提灯・だるま」などがその代表です。
今回もの研で挑戦するのは、風船はりこでつくる動物。
あかべこ(会津地方の郷土玩具)みたいに首を振る仕掛けです。

①まず、風船を膨らませます。
風船を膨らますことができないメンバーが結構多かったのは、
講師もびっくり!!
ちょっとコツがいるんだよね。
なんどもトライして、
時間中に自分で膨らませることができるようになった子もいました。
(とってもうれしそうでした!)
②風船に小さくちぎった和紙(書道用半紙)を貼っていきます。
風船の表面に貼る紙は、水だけで貼りつけていきます。
2枚目からは水で溶いたうすいボンド液で貼っていきます。

和紙はとても薄くて破れやすいので
思ったより難しいんですよ。
③和紙を何枚も何枚も重ねて貼っていきます。
まるい風船の表面に、平らな和紙を貼るには、
ちぎる大きさを工夫しなくてはなりません。
あんまり大きい紙だと、しわしわになっちゃうからね。
何枚も繰り返し同じ作業をするのは
小学生にとってはちょっとつらい!(>_<) 集中力が切れてきて、雑になっちゃう。 そこを根気よく続けるのも、今回のテーマの一つなんです。 ④しっかり乾かします。
向こうが透けて見えるように薄い書道半紙ですが、
何枚も重ねていくと、牛乳パックくらいの硬さになるんです。
たたくと「コンコン」と音がします。
完全に乾いて硬くなったら、
中の風船をわって取り出します。
紙を貼るとき、1枚目は水で貼りましたよね。
もしボンド液で貼っていたら、ここで風船がうまくはがれないんです。
この工夫についても、子どもたちは目を丸くして感心していました。
⑤自分の好きな動物にデザインしていきます。

折り紙を小さくちぎって貼っていきます。
紙粘土で足を取り付けると、だんだん動物らしくなってきました。
⑥紙コップで頭を作り、首の穴にタコ糸で取り付けます。

コップのどこに糸を付ければ
バランスよく首を振るか、調整しながらつけました。

首を振るすがた、とってもかわいいです*^-^*
このプログラムでは、
球体の型をとる方法や
薄い紙で丈夫な型を作る方法を学ぶことができました。
ものつくり研究所の2・3月のプログラムは
「オリジナル人生ゲームを作ろう」です。
さてさて、みんなでどんな面白いゲームを作ろうかな!?
興味があるおともだちは
ぜひ遊びに来てくださいね♪
          (ものつくり研究所 講師一同)
         
 Facebookに「いいね!」